"その軍勢は抵抗するにはあまりにも多すぎた。そのテクノロジーは世界中にとって未知のものだった。そして何より、戦わなければならない時に赤竜騎士団は内部から崩壊してしまった。その絶望はともすれば劫魔節をも凌ぐかもしれない。それでも彼女は進むしかない。弟の手を引き、陥落した王都を背に故郷へと向かう。荒廃した地に希望をもたらせるのは自分しかいないのだから。"
"国が征服されたとしても、そこに住む民が屈服したわけではない。それだけベガリア軍から侮辱を受けようと、どれだけ抑圧されようと、彼らは希望を失わない。きっとどこかで誰かが、自由のために戦っていると信じているから。リゼットの噂が広まると、たちまち食べ物で一杯の籠と武器が届けられた。団員はまだ未熟でろくな武器もないけれど、戦いへの気概を誰よりも持っている。抵抗組織はまだできたばかりだが、リグランドの民が希望を失わない限り、恐れることなど何もないように思えた。"
"リゼットはこれまで、青の紋章が自分に力を与えてくれていると思っていた。それは事実かもしれない。孤独な、臆病な少女はその力なしで勇者になろうなどとは考えたこともなかった。だが結局のところその力は彼女の物ではなかった。彼女はフィンとは違う。紋章の力は失われた。リゼットにはもう何の力も残っていない。劫魔節が去ると、因果は彼女への興味を失ったかのようだった。そんな少女に国の運命が託されることになるなどと、誰が思っただろう。だがリゼットが挫けることはない。立ち上がるだけの強さを、いつしか彼女は身につけていた。"
"ドレインショック"
"カウンターショック"
"ガッツスパーク"
"アイアンハート"
"サバイバルブースト"
"最大HPアップLv3"
"スタン耐性Lv3"
"攻撃力アップLv3"
"免許皆伝:メイス"
"アーマーギフト"
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