"アルドウィン家はリグランドに続く由緒正しき貴族の血筋である。その長い歴史を通して勇敢で優れた戦士を多数輩出し、過去の劫魔節でも目覚ましい功績を残した者も少なくない。リュドミラはアルドウィン本家の唯一の子として、蝶よ花よと大切に育てられていた。しかし、アルドウィン家代々の勇者たちの血は彼女にも脈々と受け継がれており、幼少のころから既に英雄としての兆しを見せていた。間違っていることに対しては大人相手でも果敢に立ち向かい、自分より立場の弱い者を進んで庇った。その度に両親達は、気が気ではなかった。彼女を危険から遠ざけたい家族からまるで逃げ出すようにリュドミラは赤竜騎士団に入団し、その才覚を本格的に表していくことになる。"
"「おい頭!マズイことになった!赤竜騎士団が麓の村に現れたそうだ!」「慌てるな。連中が来る前にここからずらかればいいだけの話…」「いや、もう遅い!大人しく縄につけ、山賊ども!」「なっ!?ま、まさか、紅のヴァルキュリア!?」「そんなバカな!村からここまで来るのに、数時間はかかるはずだ!」「フン、生憎私の部隊は鍛え方が違う。これくらいの距離、鎧を着たまま走り切るなど造作もないこと!そうだろう?」「「も、勿論ですリュドミラ隊長…」」「…チッ、こうなったらしょうがねぇ!連中は強行軍で疲れてるはずだ、十分勝てる!野郎ども、やっちまえ!」「ほう、向かってくるか。おかげで追いかける手間が省ける。我が部隊の実力、とくと見せてやろう!」"
"「劫魔節は終わった。もう十分だろう。お前もそろそろ家庭に入ったらどうだ」「リュドミラ、素敵な男性を紹介するわ。良いお話がたくさん来ているのよ」「父上、母上。エルデの脅威は劫魔節だけではありません。我々はまだ、真の平和への道の途上にいる」「馬鹿馬鹿しい。脅威が去れば、自ら次なる争いの種を生み出すのが世の常であり人の常。真の平和などありはしない」「私の部隊の者は全員信じています。正義を為していけば、いつか全ての悪を無くすことができると」「お前はアルドウィン家を潰すつもりか!」「私の中の血が叫ぶのです。か弱きものを守れ、邪悪を打ち滅ぼせと。この声に背けばきっと、アルドウィンは死んでしまう。生きながらにして、死ぬのです。魂を殺してまで守る家の名に何の意味がありますか」「リュドミラ……」"
"攻撃"
"ガッツドレイン"
"ターンギフト"
"クリア"
"オートブロック+"
"杖狩りLv3"
"攻撃力アップLv3"
"最大HPアップLv3"
"免許皆伝:剣"
"アイアンハート"
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