"あなたは幸運の星の下に生まれたのよ―――それがグロリアの母の口癖だった。マキシミリウス・ヴァレンの娘、グロリア・ヴァレンはその言葉を信じて生きてきた……母が亡くなるまでは。冷酷な父の元に一人取り残され、彼女の幸運は尽きたかのように見えた。グロリアは物質的には何一つ不自由のない生活を送っていた。父の莫大な財産のおかげで最高級の食事を嗜み、優雅なドレスを身に纏い、ベガリアの社交界における地位を難なく築くことができた。ほとんどの人間にとってはそれ以上望むことなど何もなかっただろう。だが彼女がそれで満足することはなかった。彼女はヴァレン家の人間として生きる以上の人生を望んだのだ。"
"ベガリアの他の貴族と違い、グロリアの父は世襲ではなく事業によって財を成した。彼は並外れた慧眼によって魔石製の武器を作り出し、やがて武器商人として成功を収めた。しかし、敵味方関係なく武器を売り捌く行為は大勢の敵を生むこととなった。グロリアはこうした誘拐犯や暗殺者に常に狙われる幼少期を送った。ヴァレン公は娘を政略結婚に利用し、権力を拡大することを目論んでいた。だが彼は、娘が自分の捨てた宝石類を密かに利用しているとは知らなかった。自分の捨てたものから力を得ていることに気づかなかった。これも彼女の幸運のなせる業か―――彼女の才能に気付いたのは、父ではなかったのだ。"
"ペインアタック"
"プッシュバック"
"ペインヒール"
"ガッツドレイン"
"大剣耐性Lv2"
"攻撃力アップLv2"
"最大HPアップLv2"
"免許皆伝:杖"
"アイアンハート"