"遥か昔、まだベガリアが巨大な帝国ではなかった頃。その地には数多くの部族が暮らしていた。険しい山脈の連なる大地は農業には不適で、住人はしばしば飢饉に苦しめられた。貧しい農民達は生き残るために、残虐な領主に仕えなければならなかった。ベガリアの北方には秘密の聖堂があり、そこではクロノスの神官が平穏に暮らしていた。彼らはエルデで唯一、時間を操る術を持つ者達である。平和な暮らしを保障される代わりに、彼らには厳しい訓練としきたりが課された。ロロティアはその中でも類稀な力の持ち主だった。だが彼女にとってそれは祝福ではなく、忌まわしき呪いだった。"
"ロロティアは他の神官達の頭痛の種だった。彼女は善良な心の持ち主で、自分の力に酔いしれることもなかったが、好奇心旺盛な少女は聖堂に籠って単調で孤独な生活を送ることに耐えられなかったのだ。ロロティアの心はいつも外の世界を向いていた。彼女が平凡な力の持ち主だったら、あるいは外に出ることも許されたかもしれない。だが彼女の力は俗世に置いておくにはあまりにも危険すぎた。だが彼らはロロティアを見くびっていた。ある朝神官がロロティアをお祈りのために起こしにいくと、そこはもぬけの殻だった。既に彼女が時を止めて、長い間禁じられてきた世界へと飛び出した後だったのだ。"
"例えどのような災厄が降りかかるとしても、一度定められた時の流れは決して書き換えてはならない――これはクロノスの最も重要な教えである。些細なことだったとしても、一旦時の流れを変えてしまえば未来を見通せなくなってしまう。そこにどんな悲劇が待ち受けるのかは誰にもわからない。聖堂を逃げ出してから、ロロティアはもう力を使わないと決意した。だが愛する人が目の前で殺された時、彼女は禁忌を犯してその死を書き換えてしまった。それが千年もの長きにわたって悲劇をもたらすことになるとは知らずに――それでも彼女は希望を持って夜明けを迎える。朝日に贖罪の希望を見出して。"
"攻撃"
"クロノスタン"
"タイムブレイカー"
"ダブルスタンエンター"
"アイアンハート"
"攻撃力アップLv3"
"最大HPアップLv3"
"杖耐性Lv3"
"免許皆伝:剣"
"チェンジ"
N