"雷の力を自分のものにしたアルタイラス。それから彼は、その力を磨くため、エルデにいるあらゆる強大な存在と戦った。嵐や雷を自由に起こせる彼に敵うものはおらず、いつしか相手になる者は誰もいなくなっていた。そんな中で一人だけ、無謀にも彼に勝負を挑んできた男がいた。男は、強い相手に飢えているのだと言った。自分と同じだとアルタイラスは思った。勝負は一方的だった。逃げるかここで死ぬかを選べと迫るアルタイラス。しかし男はどちらも選ばず、隠し持った短剣でアルタイラスの首を裂こうとした。死を目前にしながらも勝負を諦めていないことに驚くアルタイラス。その男は、かつて自分に手がかりを与えてくれた僧たちと同じ目をしていた。アルタイラスはその男に、自分の力の一部を分け与えた。かつて彼自身が先代から力を授かったのと同じように。そして、いつか私に勝てるだけの力を得たら挑戦しに来いと伝えた。それから何年も経ったが、その男の噂を聞くことは全くなかった。それでも、彼はいつか必ず再挑戦しにくるだろうとアルタイラスは信じていた。諦めないことこそが、人間の強さなのだから。"
"はるか昔。その時代の雷のドラゴンがエターナルに敗れた時、それがあまりにも突然であったため、彼にはまだ後継者がいなかった。彼は決死の覚悟で、その力の一部を空へと飛ばし、どこかにいる誰かに託した。悪い者に彼の力が渡った時にどのような災厄を招くのか想像もつかなかったが、他に手はなかった。その日、アルタイラスは巣を離れることを決意した。自分は誰にも必要とされていない。どこか遠くで孤独に生きていこうと。彼はおよそドラゴンとは呼べないほど身体が小さく、気弱であった。そのため仲間から見放され、ずっと独りぼっちであった。もしも彼の決断が一日でも遅ければ、彼はきっとそのまま、誰にも気付かれることなく静かに死んでいただろう。洞窟を這い出て青空の下に飛び出したアルタイラス。その瞬間、伝説の力を宿した雷光が彼の身を貫いた。"
"アルタイラスは、文字通り青天の霹靂で得たその強大な力を恐れた。自らの血に流れる雷の力は、彼の力ではとても制御できるようなものではなかった。どこに逃げても追ってくる雷雨から百年ほど逃げてようやく、彼はこの力から逃げるのではなく受け入れようと決めた。アルタイラスは、この力は天が自分に与えた使命なのだろうと理解した。世界は、劫魔節というエルデを蝕む呪いを解いてくれる英雄を求めていた。力を持つ者は弱きを救う義務がある。義務を果たすには、今よりも力を付けなければ。こうして、気弱で頼りない小さなドラゴンは、若き伝説のドラゴンへと変貌を遂げたのだった。意識を変えたところで、すぐに上手くいくわけではない。嵐はその性質上、服従を拒む。荒れ狂う力を制御するのは困難を極めた。何十年にも及ぶ鍛錬も身を結ばず、手がかりを求めてエルデ中を放浪していた彼は、山中に潜み住む僧の集団と出会う。ある者は詩作に耽り、ある者は武術の鍛錬を繰り返した。存在の意味を熟考して、ただひたすらに瞑想を行う者もいた。きっと死ぬまで得られることはないであろう答えを、なおも求め続ける彼らの精神性。アルタイラスはそこに、自分に足りないものを見た。彼らに教えを乞い、彼らの代が一巡するほどの修行の末にアルタイラスはついに、雷と分かり合えたのだった。"
N
"攻撃"
"ランダムスタン"
"タイムドレイン"
"ガッツインパクト"
"アイアンハート"
"ハンマー耐性Lv3"
"最大HPアップLv3"
"攻撃力アップLv3"
"免許皆伝:剣"
"スタンスキン"