"メルダインの父アルトリウスは、武勇によって平民の一兵卒から将軍まで上り詰めた実力者である。獅子奮迅の活躍はハイメリア王国でも有数の伝説となり、アルトリウスはその功績を称えるために貴族としての地位を与えられる。努力と才能の両方に恵まれた父の背中を見つめながら、メルダインもまた努力を重ね、成長した。戦士としての資質、父親譲りの勇猛さを持ったメルダインは、やがてハイメリア随一の若手騎士として将来を有望視されるまでになる。しかし父子がどんなに功績を積んでも貴族の最底辺から地位が上がることはなく、古くからハイメリアに住まう正真正銘の貴族たちからは軽蔑の眼差しを向けられ続けた。ある日のこと、アルトリウスは意味のない遠征に駆り出され、支援もなく孤立…「敵のものではない」毒矢によって戦死する。自分を育てたハイメリアへの忠義、父の死に残る疑惑、疑惑の向こうに垣間見える貴族達への怒り…迷いを抱えたメルダイン。そして遠征の帰り、彼らが乗った船は嵐に遭い、絶海の孤島「アヴァロン」へと辿り着く…。"
"絶海の孤島アヴァロンにて。メルダインは、父アルトリウスが人知を超えた力をその身に取り込んでいたことを知る。アルトリウスは圧倒的な才覚に恵まれ、血が滲むほどの努力を重ねていた。しかしそれらがあって尚、生まれの差異を埋めるには至らなかった…だからこそアルトリウスは知恵の実という、アヴァロンにのみ存在し、食した者に異能を授ける果実に手を出したのだ。平民の一兵卒に生まれたアルトリウスがハイメリアの貴族達を認めさせるには、そうして人間を超えるほかなかった。真実を知ったメルダインを、深い絶望が襲う。父に向けられていた大きな羨望の矛先は、黒く濁りながら翻って、ハイメリアという国へと向いた。最早ハイメリアは、メルダインにとって忠義を貫く価値のないものと化していた。"
"ハイメリアはメルダインにとって、憎悪の対象となった。血筋などという己の力で超えられないものに拠って人の価値を決めるハイメリア。父と己の2人を翻弄したかの国の惨状は、所詮は愚かな貴族達が作り出したもの。知恵の実がもたらす超常の叡智さえあれば、滅ぼすことは十分可能だった。もしも禁忌の力に手を出した代償として悲惨な破滅が待っていたとしても、それはメルダインの足を止めさせるほどの理由にはならない。己の全てを投げ捨てても構わないと、復讐の決意を以て知恵の実を口にするメルダイン。だがメルダインは心の隅で、破滅は自らにのみ降り注いでくれとも願う。どうか、幼い時分を一緒に過ごした友だけは…"
"ポイズンアタック"
"アーマーバッシュ"
"ブラッドバースト"
"ポイズンバースト"
"アーマーブレス"
"大剣耐性Lv3"
"最大HPアップLv3"
"攻撃力アップLv3"
"免許皆伝:ハンマー"
"アヴァロンフェイト"
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