"代々、サンガの宗主の血を継ぐものは、二つの誓いを受け継いできた。国を守る誓いと、城の底に眠る、死の精霊を祀った神殿を守る誓いである。時の宗主の私生児として望まれぬ生を受けたユキムラもまた、誕生のその瞬間から、これらの誓いを守る使命を帯びた。母はずっとユキムラに、あなたは陰として生きねばならぬのだと言い聞かせて育てた。我々は望まれぬ存在であり、自らの身分を秘匿して生き、死なねばならぬのだと。ユキムラの不幸は、陰として生きるにはあまりにも強く、勇敢であったことだ。父の血を継ぎ優秀な戦士だった彼はいつしか、自らの力の証明のために、「無名の竜」を狩ることに生の目的を置くようになる。"
"エルデにはかつて、星の名を冠した「伝説のドラゴン」と呼ばれる存在が跋扈していたが、彼らは皆、死の女神との古代戦争に敗れて闇の底に眠っていた。唯一生き残ったのは、星の間に名もなく輝く一頭の白竜。ユキムラは旅の果てにこの竜を見つけ出し、戦いを挑む。ずっと積み上げてきた経験も、鍛錬も、全く及ばず、ユキムラは瞬く間に死の淵に立たされる。死の間際に彼は、自分がここに来た真の目的を悟った。彼にはもう、その死を悼んでくれる者は誰一人として残されていなかった。ならばせめて、自らの死を少しでも誇りあるものにしようと、死地を求めてここに来たのだ。影の存在であるユキムラに自分の姿を重ねた無名の竜。この若きサムライの命を取らず、代わりに弟子とするのだった。"
"修行の末に竜の教えを会得したユキムラに、竜は自らの真名を明かすと、彼を国に戻した。竜に学んだユキムラの剣術は周囲を圧倒しており、彼は瞬く間にその地位を上げていく。しかし、陽の下に出てしまった影の運命は歪んでしまう。急な出世と高い名誉は妬みを生み、味方の裏切りで戦線で孤立したユキムラ。一騎当千の奮戦も及ばず、誇り高き竜の弟子はその最期を迎えるーーー。彼の悲哀に満ちた人生はやがてサンガに広く知られるようになるが、しかし、この物語の真の結末を語り部たちは知る由もない。死の精霊の恩寵を受けたユキムラが眷族となってその後も生き続け、やがてその真なる死の淵に、無名の竜と再会することになろうとは。"
"クイックアタック"
"スリープ"
"キングスリープ"
"ドリームハンター"
"ブレイブアーマー"
"攻撃力アップLv3"
"刀狩りLv3"
"最大HPアップLv3"
"免許皆伝:槍"
"アイアンハート"
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