"「アストリッド。何を読んでるの」「きゃあ!?リゼット、き、急に後ろに立たないで頂戴!」「それ、手紙?」「…そうですわ。赤竜騎士団のファンの子に以前貰ったものよ」「へえ、すごいね。その子は今どこにいるの?」「劫魔節で亡くなったわ。例の件の影響で救助が出なかったのだと最近知ったのだけど」「!…ごめんなさい」「いいのよ」「……アストリッド。責任を感じてるのは分かるけど、騎士団のすべてを背負おうとしたらだめだよ。私達のこともしっかり、頼って」「リゼット、ありがとう。分かっていますわ。ただ時々、この手紙を見て考えるのです。私たちは、彼が信じていたような存在になれているのかって。キラキラ輝く、格好いいヒーローに」「ヒーロー…」「私達にとっては助けるべき民はたくさんいますが、彼らにとっては騎士団はたった一つ。私達が全てなんですもの。もう誰一人騎士団に失望させたくないの」「アストリッドが誰よりも『人』にこだわるのは、そんな理由があったんだね」「…さあ…そろそろ寝ましょう。ヒーローが寝坊だなんて笑えませんわ」"
"「ねえアスト、こうして二人で立っていると思い出さない?」「何よ、こんな時に」「出会ったばかりの頃。私達、ウルグロワの近くで二人並んで訓練したじゃない」「…忘れられるはずないわ。色々な意味で」「あの時は私達、必死だったわよね。偉大な家族に恥じない立派な剣士にならなきゃって。今の私達、あの時の理想の自分になれたかしら」「ミァ。私達は今、戦線で孤立しているの。間もなく敵の部隊とたった二人で交戦するわ。これがどういうことか分かる?」「私達の偉大さを証明するチャンスってワケね」「もう…。でも、あなたの軽口で少し余裕が出たわ。ひょっとしてそれが狙い?」「ふふ、どうかしら。さ、地獄の果てまで付き合うわよ。団長殿」"
"彼女は知っている。敵が強大なとき、剣が折れ、仲間が倒れ、希望の最後の火が尽きようとしているとき、何が最後に心の支えになるのかを。絶望的な状況においてなお人を奮い立たせるもの、それは誇りだ。古より世界を劫魔の手から守ってきた、人類最強の騎士団の一員であるという自負。だからこそ彼女は立つ。その背中で、全ての者に示し続けるために。赤竜の炎は、決して消えることはないのだと。"
"ペインアタック"
"バーンストライク"
"バーンチャージ"
"ワイルドバーン"
"リジェネ"
"ハンマー耐性Lv3"
"最大HPアップLv3"
"攻撃力アップLv3"
"免許皆伝:槍"
"バーンスタンガード"
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