"褐色の肌とエルフという種族のおかげで、エルミナはどこにいても人々の視線を集める。それはビーチでも変わらない。海辺にあっても彼女は注目の的なのだ。元々浮浪児だった彼女は、人から注目されることがいかに危険かをよく理解している。だからこそ、人目を忍ぶことをおぼえた。しかしそれも全て過去の話。今の彼女はもう、そうしてひっそりと生きる必要はないのだ。闇に紛れることはいつだってできる。ならばこんな時くらい、太陽の下で思いっきり楽しもうではないか。"
"寒い地域で生まれ育ったエルミナだが、ビーチの焼けつくような暑さを、彼女は自分に合っていると感じていた。湿気と日差しは彼女に、潤いと生命力を与えてくれる気がした。日焼けの危険性を謳うカレンの小言に、仕方なく森に入ったエルミナ。暑さを嫌い、木陰を歩き涼んで過ごす。かつて四六時中寒さで凍えていたことを思うと、何と言う贅沢だろうと思った。やがて小さな滝が現れると、彼女は迷わず、爽やかな水の流れに身を任せた。小さな汚れや汗が小川に流れていく。このままずっとこうしていたいと彼女は思った。身体に染み付いた穢れを全て、雪ぎ流してくれる気がしたから。"
"エルフは他の種族と比べてはるかに長い時間、息を止めることができる。神を信じないエルミナだが、こればかりは神に感謝せざるを得なかった。この能力にどれほど命を救われたことか。呼吸を聞かれれば死ぬような場面に、幼い頃から何度も出くわしてきたからだ。こうして海に沈んでいると、不思議と気持ちが落ち着いた。息を止めている間は安心することができた。程よい息苦しさが、生の実感を与えてくれる気がした。かつての過酷な環境の名残を楽しめていることこそが、今の自分が幸せである証拠だと思った。しかしこうして楽しむのも今だけにしよう。今の自分には仲間がいる。彼らは、私が日の下で生きることを望んでいるのだから。"
"クイックステルス"
"ソウルドレイン"
"ステルスドライブ"
"ステルススタート"
"ポイズンハイド"
"攻撃力アップLv3"
"メイス狩りLv3"
"最大HPアップLv3"
"免許皆伝:杖"
"クロノプラス"
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