Archivum 崩壊:スターレイル

水晶日報の見本紙

勝利の朗報は太陽の日の朝日と共に届く
雪原の前線で我が軍圧勝

太陽の日の暁、先鋒要塞を出た雪原の前線から吉報が届き、ベロブルグの新年に喜びを増しました。ベロブルグの住民たちは皆奮い立ち、勝利の知らせを広めました。残酷で狡猾な異星人が襲来して20年、士気を保つため、戦時でも太陽の日の祝典は中断したことはありません、そして今年の祝典はここ20年で最も熱烈なものとなるでしょう。

太陽の日前夜、大守護者アリサ・ランドは命令を下しました、「シルバーメイン全軍に命ずる、雪原で陣を敷き、異星の敵の主力と決戦せよ」。我が軍の将軍 ランダル・ランドゥーは「琥珀」、「炬火」二旅団を率い関所を死守、吹雪の中で四昼夜の血戦を繰り広げ、一歩も後退せず生命線を守り切りました。

戦闘を始めてから4日、前線は激烈な戦いが続いています。我が軍はまだ主力部隊を投入していないため、常に劣勢に立たされています。だが敵の攻撃は我が軍の戦線を揺るがせません、要害の地はまだ我が軍が堅守しています。その夜、イェーガーは大守護者の戦術を勇敢に実行し、野戦部隊の兵士をまとめ散兵戦線を築き、敵右翼に奇襲を仕掛けました。奇襲は成功し、戦況を打開しました。それを機に、大守護者アリサ・ランドは軍を率い敵を包囲しました。太陽の日の未明、我が軍は敵の一方面軍の包囲を完成し、全面的な反撃が始まったのです。

大守護者アリサ・ランドは槍を携え前線に立ち、兵士を率いて敵陣に突撃しました。彼女が通った道は天に届く炎が燃え盛り、琥珀色の火炎を纏う槍は吹雪を吹き払いました。戦場から帰還できた兵士の話によると、大守護者の巨大な騎槍は一撃でそれを裂き、久しぶりの青空が見えたそうです。そして他の兵士は、アリサ・ランドの隣で敵と白兵戦をしていた時、常に制御できない程の力を感じていたと言っていました、その偉大なる力の加護は、無傷で敵の刃を受け止める程の力を彼に与えたのです。

我らがシルバーメインは全力で攻撃をしかけ、太陽が昇り上がった時に憎き敵を殲滅したのです。生き残った敵の残党は雪原より北へ逃げましたが、大守護者は部隊を派遣し追撃に当たりました。

此度の戦役は空前絶後の激しい戦いでした、そして痛快な勝利でした!この一戦を経て、異星の敵は全滅寸前——ベロブルグは吹雪の中で屹然と立ち、彼女の子供たちと共に防衛戦の完全勝利に向かって歩み行くでしょう!

「シルバーメイン審査意見」
問題はなし、念のため、編成番号は伏せた方が穏便だ。

「大守護者審査意見」
刊行を許可する。