Archivum 崩壊:スターレイル

スタッフのチャット記録

※設備のスクリーンには襲撃前の、スタッフ2名の仕事中の会話記録がまだ映っている。防衛課スタッフが調査を始める前まで、収容部分にいたII級スタッフはまだ音信不通のまま。※

某II級スタッフ:最近この仕事を本当に辞めちゃいたいって思うんですよ。

某IV級スタッフ:またあいつに無理難題押し付けられたのか?私があいつと直接会って問い質す!パワハラが過ぎるシニアスタッフもいるもんだ!

某II級スタッフ:違いますよ、一人だけじゃありません、そんな簡単な事じゃないんですよ。

某IV級スタッフ:あいつらが派閥を作ってお前を排斥しているのか?私はこのような学閥を最も嫌う!この件はお前のためではなく、私自身の原則を貫くためだ!

某II級スタッフ:はぁ、そうとは言えますけど。でも今回は本当にお手上げですよ。もしうまく処理できなかったら、僕は虚実の狭間の門番に降格でしょう。

某IV級スタッフ:私たちは兄弟みたいなものだ、お前に艱難があれば、私は自分を犠牲にしてでも、お前を助けよう。

某II級スタッフ:ありがとうございます。やっぱり先輩は他のシニアスタッフとは違いますね。実は、僕の研究予算が足りないんですよ、必要な実験もできないんです。

某IV級スタッフ:私を信じろ、「ヘルタ」で従事した事のあるスタッフは皆お前のような悩みに直面したことがある。そして正直に言おう、多くの若いスタッフはその困難を乗り越えられない。

某IV級スタッフ:でも安心するんだ、私がお前を導いてやろう。これから言う内容は私の経験談だ、きっと使えるぞ。

某II級スタッフ:お願いします。

某IV級スタッフ:まず、最も重要な事として、最初の志を忘れないことだ——研究する者として、徒党を組み、他者を排斥することはもっての外!功名を追う者と学問を求める者は同行できない!自身と外部の境界線をハッキリさせるのが核心だ。

某IV級スタッフ:そして、予算だ。「酒の香りは深い路地を恐れない」とも言う、能力が高いのであれば、予算が少なくても恐れる事はない。予算分配のロジックをおさらいしよう。成果が多いほど、予算が増える。つまり、十分な成果を出せば、この問題は自然と解決できる!

某II級スタッフ:確かに……

某IV級スタッフ:最後に、どうやって成果を出すかだ。ジュニアスタッフが回り道をするのはよくある事だ、枠組みがすでに整ったプロジェクトの1つや2つに参加し、勉強できれば上々だ。さっきも言った通り、私はできる限りの手助けをする。ちょうど私のところに批准されたばかりの大きなプロジェクトがあるんだ。

某IV級スタッフ:研究が成功すれば、予算なんて好きなだけ申請できる。だが厄介な事に、名声に釣られた輩が現れてな、私と中核スタッフのポストを競争し始めたんだ。私は世俗の名誉に興味ないのだが、この選考の結果はプロジェクトの進行に影響を及ぼすとは思っていなかったのだ……

某IV級スタッフ:私は中核スタッフの投票で後れを取っている、だが私たちが頑張って投票すればチャンスはまだある!

某IV級スタッフ:URLを送る、タップして投票システムに入るとスタッフIDを自動識別する、手動でログインする必要はない。

某IV級スタッフ:聞いてるのか?

某IV級スタッフ:……

某IV級スタッフ:(おかけになった端末をお呼びしましたが、おつなぎできませんでした)