Archivum 崩壊:スターレイル

毛類・芙茸

芙茸

「別名」
芳角、行枝、驚惶鹿ともいう。

「容貌」
角は木の枝のようで、春には花が咲く。尻尾は短く、毛皮は柔らかい。手触りはふわふわしている。

「習性」
角は花々と共に成長し、枝には節ができており、花の塊のように見える。捕食者に追われたり、驚いたりすると、角の花を周囲に散らし、敵を混乱させる。

「伝説」
昔、仙舟の民はその花を集めていた。ある上品な人が春の宴を設け、小さないかだに乗って、芙茸を探し、洞天まで追い回した。詩を作り、音楽が奏でられる中で空いっぱいに花が舞うのを見ていた。

「特徴」
肉:甘く、温かく、無毒。
枝の茸:甘く、温かく、無毒。
花や葉:苦く、冷たく、やや毒がある。

「効能」
肉:脾臓の機能を高めて気を補い、腎臓や胃に優しい。
枝の茸:肝臓と肺を温める、滋養強壮。
花や葉:熱やむくみを解消し、汗をかかせる。

「推奨調理法」
キノコ金飯:小さな芙茸が春先に咲かせた花の塊を取り、しっかりした色の花びらを選んで、符草のスープと岩塩少々でさっと茹で、一晩置いておいた紫米少々をこれに加えて煮込む。長く食べていると、心が落ち着いて視力がよくなる。鱗淵境の水で煎じると非常によい。

湯綻新芯:ナイフでキノコの芯を取り、食用ロウソクにつけ、蜜の入った容器の中に入れる。夏、鱗淵の地熱泉のそばで、地面に直に置くと、花の塊が開き、素敵な香りが漂う。

備考:
絶滅危惧生物だが、地衡司の管理の下、現在は一定の個体数を保っている。