【自読のヒント】
これは寒波到来初期、世界各地から暴風雪を超えてベロブルグにやって来た人々を謳った詩歌である。氷河期が到来し、嵐が強くなり、寒くなる中、人類の文明の光を伝えるために、世界中の人々が危険を冒してベロブルグにやってきた。この詩では、ベロブルグの暖かい港や旅の終わりになぞらえて、避難する人々たちの歩みを鼓舞している。詩を通して読むと作者を通して避難してきた人々が、先が予測できない状況でも、良い未来を信じている前向きな姿勢がわかる。
①『トーマス詩集』より抜粋。カタナ・トーマス(建創紀元前