「宝」の発見者へ(その2)いいだろう、この言葉を読んでいることは、僕のアドバイスを聞いた、折れない尊き品質を持っているとの証拠だ。認めるしかないね、あんたがここまで遠回りしたのに、僕が何も残さなかったと言うのなら、見当はずれだって。何せいくつの琥珀紀がすぎて、ここに辿り着ける人が誰なのか知らないからな。万が一、あんたがこのホセ・ラサロ未来の護持者で、この精神を引継ぐ者である可能性も。むやみに味方を傷つけたら、すまないだろう?仕方ない、本当の「宝」を出すか。尊敬すべきホセ・ラサロより