Archivum 崩壊:スターレイル

毛類・晴柔

晴柔

「別名」
浮羊、巻婁、天胆根ともいう。

「容貌」
角は曲がり、尻尾はない。毛皮は柔らかく、手触りはふわふわしている。

「習性」
群れで生活し、温厚な性格。毛玉に似ている。攻撃されると、空気を吸い込んで体全体を膨らませ、空中に浮遊して捕食者から逃れる。群れで上空へと漂い、旅人のようにゆったりと移動する。

「伝説」
昔の仙舟人は毛皮のために飼っていた。群れで集まるので、当時の人たちは長い縄で羊の頭を結んでいた。現在では、伸縮性のある皮革、丈夫な空気袋の両方が星槎に使われている。天舶司の規碧空の牧場で晴柔を飼っているが、自由に暮らしている。

「特徴」
肉:甘く、とても熱く、無毒。
乳:甘く、温かく、無毒。
角:塩辛く、温かく、無毒。

「効能」
肉:食欲増進と内臓の活性化、冷えを解消して体を温める。
乳:肝臓と肺を温める、滋養強壮。
角:精神の安定、目のはたらきの改善。

「推奨調理法」
逡巡漬け:浮羊の肉を洗って細切れにし、土鍋に入れて、星ネギ、イモコショウ、パウンドアーモンドの粉末で漬け込む。強火で骨や肉が溶けるまで煮込み、飛翔チョウザメのスライスをすり潰してペースト状にすると、非常に美味しい。

天賜緋羊:龍泉の穴蔵の中で煮込んだ肉を選び、しっかりと巻いて漬け込み、淵境鱗の石で重しをする。骨まで酒がしみこんでから取り出し、紙のように薄く切って食べる。

備考:
記されている羊の群れの管理方法は古すぎる。現在では長い縄で羊を結ぶやり方はしていない。