親愛なる執事セバスへ
既にブローニャ様の一週間の仕事のスケジュールを組みました。毎晩、翌日のスケジュールを送るので、スケジュールに合わせてブローニャ様が行動するよう監督をお願いします。
ブローニャ様が未だに私に対してお怒りで、会いたくないのは重々承知しています。でも彼女がすぐに気づいてくれると信じています。ブローニャ様が執政官を継承する日が近づき、彼女にカカリア様のような賢明な支配者になっていただくためには、そろそろ毎日細かく予定がある生活に慣れていかなければなりません。私は彼女の家庭教師として、必要に応じて悪役を演じる必要があります。そうすることで、お嬢様の気を紛らわし、彼女にことの重大さに気づいてもらえるのです。
家でも仕事は出来ますし、何日か休みがあるのはいいことですから、私のことは気にしないで、ブローニャ様のお世話をしっかりお願いします。彼女はちょっと頑固なところがありますが、心が優しくて、とても才能があることはあなたもよく知っているはずです。いつか、彼女は私たちがしたことに感謝すると保証します。
それと、ブローニャ様の社交には注意を払ってください——特にお嬢様がペラ情報官と一緒にいる時。ペラ様にはとても優雅とは言えない趣味があると聞き及んでいます。そのため、お嬢様が冒涜的な知識に汚されないよう、彼女とブローニャ様の不正当なお付き合いはなるべく避けるように計らってください。
真摯な友、
ソーニャより
添付:ブローニャ様の日程表